【 シーガイア近くの圃地・視察 】
【 共同乾燥場の乾葉取り下ろし 】
     (1)葉たばこ生産の概要                宮崎県耕作分布図はこちら 

1.生産の概要

  
平成元年に、『日本一の組合になろう』『葉たばこで1,000万円(1戸当)以上収得しよう』 
 を目標に、県内6地区組合1連合会が合併し、この目標に向かってJTや県・市町村など関係機関
 の援助協力のもと、一致団結して取り組んできました。


2.基本方針
  

 近年は、気象変動や農業環境の変化も相まって、安定した収量・品質が確保出来ず厳しい年が続いています。
 このような中、本年作は基本耕作技術の確実な実践と定着はもとより気象変化によるブレ幅を少なくするため、根作りに着目した栽培体系を実践し、早作タイプで肥料切れが良く、葉が縮み、しわが寄る充実した作柄を目指します。あわせて原料の信頼性と生産性の高い葉たばこ生産と国産葉たばこの継続的な価値向上を図り、買い手の求める原料供給と、多様化するお客様ニーズに対応していく必要があります。葉たばこは、生産から販売、価格、災害補償など総合的に制度が確立され、行政も基幹作物として協力、支援いただいてしております。
 今後とも更なる経営の安定化と産地基盤強化に繋げられるよう組合・JT・関係機関一体となって、豊かな農業経営の実現に向けて対処していきます。


 一方、葉たばこを取り巻く情勢は、少子高齢化・健康志向の高まりといった構造的要因による趨勢減、加熱式たばこ市場拡大、複数年にわたるたばこ税増税、改正健康増進法の施行なども影響し、依然として厳しい情勢下にありますが、わが国の葉たばこ生産を守り、たばこ産業全体の健全な発展に資するため、関係機関との一層の連携強化を図り、たばこ産業界一丸となって運動を展開していきます。


 以上、組合員の自助努力の取組みを更に進めながら、安心して耕作できる環境維持に務め、組合の使命役割を十分認識し、組合員・産地と直結した運営に務めていきます。


           生産目標       耕作人員    136 名
                       耕作面積    270 ha
                       目標収量    250 kg
                        目標単価  2,000 円


3.葉たばこ販売(令和5年作)                  

      販売開始  10月11日(水) 予定  九州リーフセンター


     (2)今後の方向(施策)について

  @ 農家所得の向上 (気象に左右されない技術の革新と省力化の推進)

  A 後継者の育成と規模拡大

     規模拡大の要件である、品質の向上及び管理の徹底を図り、魅力ある葉たばこ経営を

     確立し、後継者の育成及び就労を促す。

  B 組合の合理化と事業の効率ある実行
     人員面積減への対応と、上記達成のための事業の選択と強化。
     (3)葉たばこ共同乾燥施設の概要

     完全受委託方式の共乾数  5組織  

            南部区  田野共乾・清武共乾
            北部区  国富共乾・西都共乾・宮崎共乾