◎ キュウリモザイク病 ◎ 
↑被害畑の状況
↑罹病株の電光形えそ斑

↑上位葉の奇形と濃淡斑
《伝 染 経 路》
・本ウイルスは広い寄主範囲を持ち、イネ、ムギを除く多くの植物に感染する。雑草、アブラナ科植物および庭先の草花類などで冬を越したウイルスは、これらの植物やサクラ、モモ、ウメなどのよって、タバコに媒介される。
《 被害の様子 》
・本畑初期の罹病株の特徴は、上位葉はやや黄化し、葉緑がわずかに内側に巻く。
・葉基部には濃淡色のもり上がった部分を生じ、葉先は細くなるほどの奇形となる。また生育も停滞する。
・罹病株の下位葉には電光系のえそ斑が見られる。
・心止め後、罹病株の上位葉は日焼けを起こし、紫褐色を呈することがある。
《防 除 対 策》
・キュウリモザイク病にかかる植物を除去する。(ササゲ・ゴマ・ソラマメ・ダイコン・カブ・トマトなど)
・アブラムシのタバコ畑への飛来防止。マルチやトンネル栽培および防虫網の設置によって、周辺からのタバコ畑 へのアブラムシの飛来を防止する。
・アブラムシの防除。タバコ畑周辺のアブラムシの寄主植物へ殺虫剤を散布する。
《薬 剤 散 布》
たばこ用農薬使用基準書参照